vs Thief's boss-3

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――ヴェルテ 痛みを引きずりながらも目を覚ませば、とんでもない現状になっていた。 まずいと思うと同時に俺は、なりふり構わずホットウェルに突っ込んでいた。 ようやく入った一撃で倒れたやつを締め上げ、金庫の番号やら鍵のありかを吐かせ、逃げれないよう縛り上げる。 ふうと息をつくも、背後でした音に振り向いてもう一つ重大なことに気づく。 「おい、アズ!しっかりしろ!!」 血溜まりに倒れるアーズリーを抱き起こして呼ぶも、返事はない。 右肩と左足、とにかく止血をしないと。 近くにあったカーテンを切り裂き巻く俺の胸中は、後悔と反省の念が渦巻いていた。
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