vs Thief's boss-3

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「どうして、貴様が謝る!!」 こいつがなにに対して謝ったかなんてわかっている。 だからこそおれは思わず声を荒げた。 今は悔しさより怒りに近い心境だ。 「お前の忠告を無視して、足を引っ張ったのはおれだろう!なのに、どうして……」 「……すまない」 感情にまかせて叫んだ後、俯いておれはようやくその一言を絞り出して、ズボンをきつく握りしめる。 そのまま長い沈黙が流れる。 ふとやつが先に動く気配が見えた。
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