268人が本棚に入れています
本棚に追加
「それじゃ作戦通り、二手に別れる。俺はさっきの奴らを追う。お前は」
「おれはこのビルのセキュリティーを書き換えて、データを頂く。だろう」
車から降りた奴らが扉の向こう側に消えたのを見届けて、俺は後ろに控えていた手下達の方に向き直る。
ビルの見取り図を出しながらアーズリーを見れば、ニヤリと笑みを浮かべて俺の言葉を継いでくる。
「よし。じゃCとDはアズの護衛についてくれ。Es、Fは俺についてこい」
「イエッサー」
アーズリーの様子に俺も笑って、手下にそう指示し立ち上がる。
最初のコメントを投稿しよう!