たくまの教室

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「こらー。お前ら席につけー。」     おっとハゲ口…じゃなくて山口が来やがった。あ、俺らのクラスの担任だ。   俺はおとなしく、窓側の後ろから2番目というなかなかいい位置へと引き下がって行った。というかキョ●ポジション。 ちなみに横は、クラスメイトが奇数のクラスのために空席となっている。嫌な悪寒その②。     「さて、もう知ってるかもしれんが…今日、このクラスが偶数になる。」   んー、何て微妙な言い回し。   「せんせー!それ、男?女?女?」   おい、クラスメイト男子D。何故今2回言ったし?   「オネェサン、だな。」   …What?? あ、[わっと]じゃなくて[ほゎっと]だからな。読み方。これ、外国で間違えたら偉い事になるぜ?   「オネェサンかぁ。すげぇ楽しみだ!!」   待って。この世界では男、女、オネェサン、という種族がいんのか?ますます悪寒…。   「まあとりあえず入って貰おうか!入ってくれ!」     扉に人影が! 全員の視線が扉に集まる!
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