たくまの登校

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たくまの登校

  ピピピピッ   バチン!と、音の原因(目覚まし時計)をぶっ叩き、俺は目を醒ました。     …朝の設定か。何という王道…じゃなくて普通な…まぁいいか。 とりあえずベッドから這い出た俺は、目覚まし時計と壁の時計(電波受信タイプ)の時間が違うことに気が付いた。     ……   「うはっwwやべwww」     …ん?あれ?今俺、[やっべぇええええ!!]て叫んだはずよな? もっかい…せーのっ   「うはっwwやべwww」     …何でだよ!!何で草生えてんだよ!! くっそぅ…納得いかんが、ツッコンでたら遅刻しちまう…。   慌ててクローゼットから制服を取り出そうとした …ら、何故かTシャツが数枚あるだけ……あ?     バンッ!   「たくまくん!何してるの? 早くしないと遅刻しちゃうぞ☆」     何かいきなり扉開いたと思ったら、ミニスカでフリルエプロンのキャッピキャピ(タヒ語)の女が入って来たと思ってたら、おかんみたいな台詞穿いたぞ。 つか俺さっきからツッコンでばっかだな。     「ほらほらっ!早く学園Tシャツ着て!」   女…いや多分おかんはクローゼットに手ぇ突っ込むと、さも当たり前のように白いTシャツを出して来た。 しかも、何か[ピレーネ]ってプリントされてる…え?ちょ、マジで?       気が付いたら、俺は鏡の前でピレーネ男になっていた。
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