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｢あっ！ダメですよハンチョウ…机散らかしちゃあ…｣
｢須田…悪いがお前に言われたくない…｣
須田三郎。
刑事課強行犯係、そして巡査部長。
ぽっちゃりした体型に加え、のんびりした雰囲気の男だ。
勘が鋭く、善人か悪人かを見分けたりしているが…本人も根拠がわかっていない。
そのためか信用はイマイチだ…。
彼の机はお菓子などが乗っており、お世辞にも綺麗とはいえない。
｢すみません｣
｢あぁ。…しっかし…どーこ置いたかなぁ…｣
再びうーん…と唸りだす。
｢何か探してたんですか？｣
｢チケットだそうよ｣
｢チケット？ライブでも行くんですか？｣
｢いや、涼子がな…一緒に行こうって言ってくれたんだが…無くしてしまってな｣
｢はぁ…｣
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