35.永遠を過ぎても貴方を想う
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これから先も……。 悪い事ばかりの人生なのだろう。 良い事の方が少ないのかもしれない。 でも……。 進まなくちゃ……。 庸夫は病室の窓から――。 空を見上げた。 前日までの嵐が嘘のように――。 今日の空は晴れ渡っていた。 そして――。 紫色の空。 そこで光を放つ――。 小さな光。 一番星である。 「……尚人が見てる」 庸夫は小さなその光に微笑みかけた。
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