*。願ぃ。*

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美羽 「ふふ♪    それはね…空は果てしなく広く、    限りなく続いているでしょう?」 看護婦 「えぇ。」 看護婦は真剣に美羽の話を聞く。 美羽 「だから…鳥になって空を    飛ぶことができたら、    どこでも行きたいとこへ、    羽ばたいていけるじゃない…」 美羽はどこか寂しそうに微笑んで言った。 看護婦 「・・・・」 看護婦は言葉を失った 美羽は生まれつき心臓が悪く、生まれてから 病院の敷地内から外へ出たことがない…。 まるで 鳥かごに閉じこめられた鳥のように… 外の世界を知らない。 美羽 「私は…外の世界を見てみたいの。」
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