月の舟

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それを気にも止めず、少年は舟を漕ぎ続ける。 淡い光は、舟の回りを漂いながら、少年に連られるように一緒に西へと進んで行く。 西に近付く頃には、光は数えきれない位に増え、淡い光はいつしか、辺り一面を照らし出す光となった。  
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