月の舟
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少年は生きていた頃、生きるために罪を重ねていた。 けれども、清らかな心は汚れる事が無かった。 だからこそ、この仕事をする事になったのだ。 汚れない心を持っていたから、沢山の想いを抱えた魂を、太陽の元へと還す舟の漕ぎ手を任された。
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