始まりの章

3/4
前へ
/20ページ
次へ
?「今日はつまらなかったなぁ。」 魔獣を酷い風に倒した少年=巽は魔獣のいた場所に墓を建てながら言う。 巽「で?何時までそこにいるんだ。 淳。」 巽は深い森の奥を見つめている。 ―ガサガサ ドスッ 淳「やっぱ、ばれちゃったかぁ。」 淳と呼ばれた男は巽の見つめている先の木から落ちて尻餅をついた。 淳「にしても、痛いなぁ。木から落ちるなんて…(涙)」 巽「だ、大丈夫か?」 淳「おっ!珍しく心配してくれるのか?」 巽「あぁ。お前の頭がそれ以上悪くなると近くにいる俺が恥ずかしくなるからな。」 淳「ひどっ!!俺達、親友だろ?」 巽「…………(苦笑)」 淳「えっ!無言!?」 巽「俺、ギルドに帰るわ。`移転,」 巽は言い終わると姿を消した。 淳「親友…だよな?…グスッ」 ※移転と言う魔法は自分が思ったところに移動出来る魔法、所謂、瞬間移動の事です。by著者
/20ページ

最初のコメントを投稿しよう!

20人が本棚に入れています
本棚に追加