恋したキミはもういない。

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妹:「いもうとクーイズっ!」 兄:「唐突だな」 妹:「冷蔵庫の中には何が入ってるでしょーか?? はい、シンキングタイムスタート」 妹は舌を鳴らしてチッチッチッチッと、タイマーらしき音を出し始めました。 果てしなく面倒くさい奴です。 妹:「シンキングタイム終了ーっ」 兄:「速ぇよ。 食材とか、調味料とか、飲み物とかだろ。 普通」 妹:「はい残念。はずれー。 お兄ちゃんもっと真剣に考えてよー」 兄:「いや、かなり妥当だろ」 妹:「正解はぁ………… “夢" でしたぁーーっ! いもうとクイズ、来週もまた見てね♪」 兄:「………………」 妹:「………………」 兄:「……はぁ?」 妹:「冷蔵庫の中には、夢が詰まってるんだよっ」 兄:「前々からおかしな奴だと思ってはいたが、遂にとち狂ってしまったか。 俺が兄として不甲斐ないばかりに……」 妹:「とち狂ってなんかないよっ!お兄ちゃん意地悪っ!」
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