出逢い

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─数時間後─ 大会は、炎陽が一本差で勝った。 観客は、白熱した試合が見れ満足、炎陽と渚も自分の持てる力出しきれたので満足の笑顔で握手した。 こうして、中学武術・武道大会は閉会した。 ─更衣室─ 渚「あっ、炎陽。」 渚が、何かを思い出したように炎陽に話し掛けた。 炎「何?渚」 炎陽は、着替えながら聞き返す。 渚「明日、師範の所に行くから」 ピタッ 炎「じい様の所に?」 渚「うん。 久しぶりに、挨拶しに行こうかな って、思って」 炎「解った。 じい様に伝えとく」 渚「サンキュー」 どうやらこの2人は、知り合いのようだ 炎「渚さ、疲れない? 自分を偽るの。」 渚「…………、別に慣れたし。 それに、」 炎「それに、何?」 渚「穂香達が望んでるのは、‘アタシ’であって、 ‘僕’じゃないからね。 区別がつきやすい」 普段の渚とは、何かが違う普段の渚を例えるなら、無邪気。 でも、今の渚を例えるなら、冷静。 まるで、別人だ 炎「そっか、じゃぁな」 炎陽は、いつの間にか着替え終わり更衣室を出た 渚も、それに続き更衣室をでた。
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