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F-21の火器管制能力 (機体の兵器全般の運用能力) は高かった。
ツカサは正面から敵と向き合った。距離はわずか数百メートル。すでに目標の捕捉は完了していた。
敵は変形の途中だった。
ツカサは迷うことなく、ミサイルを発射した。
後に残ったのは、ミサイルの白煙と、黒煙を上げながら落ちていく敵機だった。
「ケイトフォー、トゥーキル!」
「ツカサ!よくやった」
「隊長、ご無事ですか?」
ツカサはレーダーで味方の位置を確認した。しかしIFFの反応はケイトワンだけだった。
「ローチが落ちた。今俺の後ろにも一機、敵が食いついている」
「今、助けに行きます」
「バカヤロウ!お前は逃げるんだ。俺が時間を稼ぐ」
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