第1章 ツカサ・瓜生

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みるみるうちにに敵機が接近する。 ステルス航行だから、レーダーには映っているはずがなかった。 射程まで後少し……。 不意に敵機が降下しつつ右に旋回した。 ツカサは、旋回円の内側に位置取り、さらに距離を縮めた。 敵機は次に左旋回を繰り出した。 その時、また敵機が変形し始めた。 しかし今回は中途半端で変形が終わった。 上部は、普通にキャノピーと翼がある。 だが、手と足が生えてホバリンクしている。 敵が右に構えた銃のような筒がツカサの機体を狙った。 しかし近すぎた。 全弾外れた。 敵機は銃を投げ捨てると、西に進路を向けた。
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