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「皆も噂で聞いているだろうが、本艦は異星人の遺物を収容している。その遺物の欠損した部分があの島のどこかにある。敵はそれを狙っている。ベトナムの時のアメリカのように、ジャングルを消し去るつもりだ。島を守ることも大切だが、遺物が反統合軍の手に渡ることだけは避けなければならない。全力でこれを阻 止せよ」
続きは士官が引き継いだ。
「投入するのは、待機中のスカル第1小隊、及びティム隊だ。敵の陽動作戦を警戒せねばならないため、スカル第2小隊は甲板上で待機せよ。……以上だ。質問が無ければ、90秒以内に機体に乗り込め」
ガラガラというイスを引く音と共にパイロットが駆け足で部屋を出て行った。
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