第8章 ふたたびソラへ

26/41
前へ
/291ページ
次へ
6発のミサイルが2機の敵機に向かって飛翔した。 ツカサは機首を起こして離脱した。そして振り返って戦果を確かめた。 護衛機は直近で無理にバトロイドに変形して迎撃をしようと思ったために、ミサイルの直撃を受けて墜落した。 もう1機の機体の周りでは無数のフレアが飛び回り、ミサイルは反れた。 「まったく、セコイな」 「ツカサ、後方より敵1」 「分かった」 「今助けに行くわ。少しの辛抱よ」 右へ行くと見せかけて左へ急旋回した。しかし敵もしぶとく追いかけてくる。 突然のミサイルアラート。赤いランプが点灯し、耳障りな音が鳴った。
/291ページ

最初のコメントを投稿しよう!

341人が本棚に入れています
本棚に追加