第8章 ふたたびソラへ

28/41
前へ
/291ページ
次へ
「ヨシ!これで2機目」 「ちょっと、今のは私の助けもあったでしょ」 「わかったよ。俺の戦果は1,5機だ。それでいいか?」 「ええ」 メルトの嬉しそうな声が届いた。 そこまでこだわるものなのだろうか。 「こちらスカルツー。敵機を目視した。護衛機3がこちらへ来ている。スリー、フォー、ファイブ、迎撃に当たれ。俺は攻撃機を撃つ」 ダンは降下気味に敵機を回避すると、フルスロットルで敵攻撃隊へ直進した。 スカル小隊は戦闘を開始した。 「ずいぶん派手だな。……敵機がひとつ足りないぞ」 ツカサは首を上下左右に振って敵機を探した。 その時、後方を飛ぶメルトの上空にエンジンのきらめきを見つけた。しかしレーダーに反応は無い。
/291ページ

最初のコメントを投稿しよう!

341人が本棚に入れています
本棚に追加