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「お前……」
今度はCICの男性オペレーターが遮った。
「スカルツー。それ以上反論したら軍法会議だ。直ちに撤退せよ」
「……クソっ。クソッ……。全機……撤退」
声は暗かった。聞き取るのがやっとだった。
6機の機影はアスカを目指した。
その時背後で閃光がきらめいた。そして爆発音がかすかに聞こえた。
その光景を見ることは出来なかった。
「失敗か……」
「ツカサ?」
メルトが心配そうに声をかけてきた。
「この失敗が、いったいどんな影響を及ぼすのだろうか……」
「ツカサ、さっき言っていたじゃん。次があるって。私たち、全員生き残ったエースよ。きっと勝てるって!」
メルトは明るく言った。その明るさは励みになるが、一方で虚勢を張っているように思えた。
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