最終章 決戦、機械の鳥と原始文化<プロトカルチャー>の鳥

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「ええ……ええ、そうね。ありがと。気遣ってくれてありがと」 メリッサは勢いよく背中を向けると走り去った。 「難しいよな、女って」 ツカサは後ろ頭を掻くと、再びコックピットに戻った。 その時、艦内には警報が鳴り響いた。そして艦内放送が流れた。 「全搭乗員へ。至急発進準備をしろ。準備ができた機体はCICへ報告しろ」 ツカサは回線を開いた。 「こちらティムワン。準備は出来ている」 臨戦態勢の中、武装は既に積み込んであった。 「何?もうできたのか。僚機はどうした?」 「あ、あの、ティムツーです。第3格納庫にて、準備完了」 「ホーン准尉、貴官に機体はないはずだ」 「E型に乗っています」
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