最終章 決戦、機械の鳥と原始文化<プロトカルチャー>の鳥

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「Eだと!一体誰が……」 「中島主任の許可は取ってあります」 「それなら、まぁ、いいだろう。では二人をまず甲板へ上げる。どうやら、どこかのバカが、勝手に飛んで行ったようだ。カタパルトの蒸気圧はすでに準備が整っている。作戦の目標は、奪われた破片の奪取だが、貴隊は艦隊の直衛に当たれ。隙を見て前線を押し上げろ。つまり、前へ出て良い。幸運を祈る」 「イエス・サー。ティムワン了解」 「ツー、了解」 その後、機体はゆっくりと牽引されてエレベーターに乗ると、甲板に上がった。 カタパルトに着いたとき、横には推進翼のバルキリーがいた。 「メルト、操縦は大丈夫か?」 「ええ。だいたいは今までと同じだし」
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