最終章 決戦、機械の鳥と原始文化<プロトカルチャー>の鳥

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次の瞬間、視界からミサイルが消えた。そして約2秒後、前方で3つの爆発が起きた。 「飛んだ……のか?」 「飛んだ……みたいね」 「敵まで約15キロ。それを2秒だぞ。秒速7キロなんて!」 「3発で30万ドルね。コストに見合った動きね」 「それはそうだが……後衛の敵機が来るぞ。約15秒で射程だ。……この角度では撃っても避けられる。高速ミサイルに期待だな」 「それが……次弾装填にあと1分って表示されているんだけど」 「何っ!」 「なによこれ。説明に無かったわよ!」 ミサイルアラート。 敵は既にこちらを捉えていた。 「ミサイル10。来るぞ。迎撃はまかした。その隙に俺は離脱する」 「まかして!……ミサイル捕捉、自動迎撃」
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