最終章 決戦、機械の鳥と原始文化<プロトカルチャー>の鳥

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メルトは機体をガウォークへ変形させると、コンピューターが自動で射撃をした。 寸分違わない正確な射撃で、ミサイルはバラバラになった。 一方でツカサはアフターバーナーで離脱を図った。 敵機は直上に迫り降下を開始した。 「奴ら、アスカの下を狙うつもりよ」 メルトが通信機の奥で叫んだ。 「すぐに反転して行く」 「私にまかせて」 メルトは、脚部を前方に向け、停止するのと同時に機体を後転させた。 そして機首が下を向いた瞬間、敵機に向けて急加速した。その瞬間空気の輪が機体から広がった。 たちまち防衛線を越えた敵機2機を射程に捕らえた。 右にいた機体に、ファイター形態のまま機銃掃射、敵機は爆発した。 そして左へ素早い180度ロールを決めると、射撃した。
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