最終章 決戦、機械の鳥と原始文化<プロトカルチャー>の鳥

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イージス艦1隻、フリゲート艦3隻が裏返っていた。 そして爆発した。 残存艦はアスカだけになった。 「何よ、何よ、何よぉ!これは何!」 「落ち着け、メルト」 そうは言ったが、自分の心臓も激しく打っていた。手が震えていた。 レーダー画面は、今の光の攻撃でかなり乱れていたが、味方のIFFはほとんど消えていた。 「こちらアスカ。生きている者は返答しろ」 「……フォッカーだ。まだ生きている」 「こちらスカルツー。生きている」 スカルツーはシンだった。戦闘の直前で、ロイの2番機を務めるためにダンと交代された。 「ティム小隊も健在だ。一体何が?」 ツカサが報告した。
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