鶴の想い

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「大丈夫?」 男の子は笑顔だった。 「!!」 何だろう。 何故か物凄くドキドキしてる。 「大丈夫なの?怪我は傷む?」 「え?あ、あの…大丈夫です!なんともないです!!」 男の子は右手をのばしてきた。 「立てる?」 「はい!!」 私は男の子の右手を掴んで立ち上がった。 「良かった。」 また男の子は笑顔になった。 「!!あ、あの、左腕が……。」 「ああ、もともと無いから大丈夫だよ。」 「そうですか…。」 男の子の左腕は肘から先が無かった。 「それじゃあ気をつけて帰るんだよ。」 男の子は急いでいるのだろうか、帰ろうとしている。 男の子が帰ってしまう。 もっと一緒にいたい。話をしたい。 そうだ!!
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