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「........?」
アルバは言われたことが何なのか分からないといった顔をしている。
「.......そうか」
しかしカーティスはなにも答えないアルバからゆっくりと剣を下ろす。
「知らなければそれでいい、もともと生きていくなかで知る必要のない名前だ」
そう言ってカーティスはアルバに背を向ける。
「悪かったな、今度飯でも奢るからそれでチャラにしてくれ」
背を向けたまま歩きだしアルバに手を振る........先ほどまで剣を持っていたはずの手で....。
「.....何か分かりませんが、とりあえず疑いは晴れましたか?」
「あぁ」
カーティスは出入口のドアに手をかける。
「八割な」
そう言い残し、カーティスは試練場を出ていった。
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