少年時代

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幼い頃の記憶で母親が泣きながら家を飛び出した・・・・ その泣いてる顔が母親の最後の記憶だ。 親父は何かあったら暴力を振るう。 そんな親父が怖かったし憎かった・・・ でもどうする事もできない。 どうする事も出来ないから何をされても笑っていた・・・ 笑うしかなかったんや… 感情を出してもろくなことはない。 妹を叱っている親父に反抗した事がある・・・ とんでもない事になった。 記憶がなくなるまで殴られた・・・ 俺は親父のストレス解消の道具でしかない・・・ 鼻血が詰まって息が出来ず苦しさのあまり思わず目を覚ました。 血の付いた布団をかぶり妹が隣で泣き疲れて眠っていた。 それでも生きてる妹を見て安心している自分がいた…
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