現実

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マサカズ:「兵頭さん・・」 兵頭:「俺も何となくやけど、そう感じてたんや・・」 猛:「んなはずあれへんやん。 気のせえやって!」 マサカズ:「いや・・そうやったらホンマにええんやけどな?」 猛:「何を言うてるんや!」 そう言いながらも不安が襲ってきていた。 一番身近にいて、なんでそんな異変に気付けへんかったんやろう・・ まだ、何も分からないのだが、後悔が押し寄せた。 兵頭:「猛・・身近におって毎日会ってたら気が付かんもんや・・ 俺らみたいに作業入ってる人間は、たまにしか親方と会わんから、変化に違和感感じるんや・・」 猛:「せやかて・・ 親方がどないなった言うんすか・・ リョウさん教えて下さい!」 兵頭:「ちょっとやつれたって言うか・・・ 元気ないって言うか・・」 猛:「元気ない? んな事ないっすよ!」 マサカズ:「俺が気にしすぎてるだけやと思うわ。 変な話してしもてすまん」 兵頭:「・・・・・」
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