現実

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急いで、会社を出て病院へ向かった。 病院へ到着し、3Fへと急いだ。 情報が少なすぎる。 何のこっちゃ分からん。 電話の対応が悪すぎて、イライラが限界まで来てる事もあり、3Fの詰所に到着し、勢いよく扉をノックした。 相手の返答を確認するまでもなく扉を勢いよく押し開け、開口一番・・ 猛:「親方はどこにおるんやっ!! あんな中途半端な電話で意味が分かるはずあれへんやろうがっ!!」 5、6人居たであろう、看護婦さん達が一斉に猛の方向へと振り向いた。 一人の年配の看護婦さんが驚きを隠すことなく、猛の元へと近づいてきた。 看護婦:「いきなり何ですか!」 正論を述べる看護婦を静止するように、猛は言葉を続けた。 猛:「いきなりやあれへん! 高橋猛や! 俺の携帯に親方の電話から連絡してきたんは誰や?」 看護婦:「はいっ?」 意味が分からず、少ししかめっ面になりながら、年配の看護婦は猛の言葉を聴き直した。
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