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猛:「くっ・・・
何でや・・」
納得しろって言われてできるはずがない。
それだけ猛の中では【あり得ない現実】であった。
冷静さを失い、猛は逃げるように部屋を後にした。
そんな猛の後姿を見て、親方はどう思ったのだろうか?
部屋を出て、一番目の曲がり角を曲がった所で座り込み、床目掛けて力いっぱいコブシを埋め込んだ。
何度も何度もコブシを埋め込んだ。
婦長:「高橋君!!
何してるのっ!!!!」
猛:「くそっ!
くそっ!!
くそっ!!」
婦長:「やめなさいっ!!
高橋君、やめなさい!!」
婦長は体を使い、猛のその行為を止めていた。
猛のコブシから血が流れ、床に血が滲んでいた。
不思議と痛さはなかった。
痛さを忘れるほど衝撃な事態やった。
それほど、ショックが大きかった。
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