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猛:「木下さん?
親父は昔どんな人やったんですか?」
不安な事ばかり考えても仕方ない・・
そう思い、その質問を木下へと投げかけた。
木下:「どんなて?
凄すぎて全部話するんに一週間は掛かるで~」
猛:「そら凄いっすね。
よう考えたら俺、親父の事何も知らんなって思ってね?
さっき、親父が一人で生きてきたって木下さんが言うもんやから気になって・・」
木下:「僕は、山川さんの中学時代の後輩になるんやわ。
家が町医者やってね?
物心がついた頃から、自然と医者になる事を志してたよ。
ある日、学校の帰りに不良に絡まれたんや・・
喧嘩なんかした事もあれへんしな?
やられるままにやられて、金も全部持ってかれた。
それから、目付けられたんやろな~
毎日のようにその不良達に絡まれてな?
もう生きてるのが嫌やって思うようになったわ」
猛:「そんなカス、いてもーたったらええねん!」
そんな行為をする奴が大嫌いな猛は自然と感情的になっていた。
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