3402人が本棚に入れています
本棚に追加
猛:「親父は今でも曲がった事が嫌いな人やから・・
その頃から何も変わってへんって事やわ」
木下:「うん。
ホンマにその通りの人やった。
その日な?
助けてくれた日の事やねんけど・・
僕はお礼が言いたくて、喧嘩が終わり立ち去ろうとした山川さんを大声で呼び止めたんや
山川さん!!ってな?
そしたら、【何で俺の名前を知ってるねん?】って言われた。
何でも何も、有名なお人やし、同じ中学で知らん人間居らんって・・
そう思いながら、一言【憧れの存在です】って言うたんや。
そしたら、山川さんは大笑いして、【俺に憧れるなんか、お前頭狂ってるんとちゃうんか?】ってさ・・
学校で反抗して、先生に目付けられて、、やけどそんなんは関係なかった。
純粋に今日見た“強さ”が噂通りやった事に感動して、憧れた・・
自分にないもんを持ってる人に憧れるあれや・・」
猛:「木下さんと同じ気持ちになったんを思い出しますわ。
俺も初めて親父と出会った時はそんな感情を抱きました」
最初のコメントを投稿しよう!