現実

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木下:「その日から山川さんのケツを付いてくようになったんや・・ 勉強なんか二の次やわ。 180度人生が変わった感覚になった・・ あの日、山川さんに助けてもらってなかったらきっと、僕は人生を諦めてたと思う・・ あそこで僕の人生は終わってたんやないかな?」 猛:「そうっすか・・ 親父は中学の頃から一人で生きてきたんですか?」 木下:「山川さんは片親でな? 親父さんに育ててもろたって言うてた。 その親父さんも山川さんが高校2年の時に他界してしもてな・・ そこから山川さんは一人で生きてきたんや。 そこからの山川さんは荒れにあれてたよ・・ 俺には普通やったけどな・・ ホンマに変わってしもた」 猛:「親父がそんなに荒れてしもたんですか?」 木下:「うん。 半端やなかったよ。」 猛:「へえ~」
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