現実

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考え疲れていたのもあり、息つく暇もなかったので、今日位は息抜きしようと思ってた。 それだけ、木下との雑談は気持ちに余裕を与えてくれた。 それが、偶然なのか必然なのかそんなんは分からない。 やけど、その【キマった男】は、俺ら3人の前に姿を現した・・。 そいつの第一声は、マサカズの方を向いて発せられた。 男:「探したで・・児玉! お前に復讐する為にここに出てきたんや!!」 マサカズ:「お前、唐木か?」 高井の下に付き、兵頭を襲い、二人の【希望】を奪った、主犯の一人である。 その時、マサカズに敗北を喫した 。 それを今だに恨んでいたのだ。 唐木:「ハッハッハ。 丁度ええわ! 兵頭も高橋も居るやないか! 高橋・・ オノレが高井を締めてしもたから、俺らメチャクチャやったんや。 お前のせえで、クスリで捕まってしもたわ! お前ら全員殺したるから・・」 マサカズ:「寝言言うてる場合やないぞ! お前の勝手で捕まったんやろうがっ!! 殺すやと!? 根性ないくせにデカイ事言うてる場合やないぞ!」 猛:「マサカズやめとけ・・」 (こいつ・・あの高井の下にいた奴やんな? まるで別人やん・・)
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