現実

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警察のナメた態度に頭の線がキレたマサカズは、唐木の元へ向かう警官に掴みかかった。 マサカズ:「お前らナメんなよ!! 猛があないな状況になってんのにっ!」 若い警官の背後から掴みかかった。 警官:「なっ! 何をするっ!」 その言葉に年配の警官も反応した。 マサカズの後ろから止めに入った。 年配警官:「何をしてんねやっ! 冷静になれって言うたやないかっ!」 力一杯警官とマサカズの間に入り込んで叫んだ。 警官:「里村さん?」 マサカズ:「こいつら笑ったんや!! 猛があない状況になってんのに、笑いやがったんや!!」 里村:「何やと?」 マサカズの言葉全てを鵜呑みにした訳ではない・・・ しかし、真剣な表情で激昂するマサカズを見て、感じるものがあったのであろう。 里村:「吉野? 笑ったんか?」 吉野と呼ばれた若い警官は気まずい表情を一瞬見せたと思うと、、 吉野:「そんなはずありません」 自分に非がないと言い切ったのであった。
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