現実

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マサカズ:「そんな事あるかっ! お前さっき二人で笑いながら話してたやないかっ!! ええ加減な事言うなっ!!」 マサカズの動きに力が入り、更に吉野目掛けて突っかかっていった。 里村:「やめやっ!! 落ち着けて!!」 年配警官の里村は叫ぶようにマサカズを諭していた。 吉野:「言いがかりはやめてくれっ!! 誰が笑ったって言うんや!!」 マサカズ:「オノレっっ!! 適当な事言いやがって!!」 里村:「分かった!! 分かったから、それ位にしとけっ!! お前が問題起こして、その友達は喜ぶんかっ!!」 里村のその言葉は、激高するマサカズの心に響いた。 マサカズ:「・・・・くっ」 一瞬マサカズの力が緩んだ瞬間に自分の胸倉を掴んでいた手を強引に引き離した。 吉野:「ちっ!!」 吉野のその目は、マサカズを大げさに見下していた・・・。
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