3402人が本棚に入れています
本棚に追加
マサカズ:「ワレが他人事みたいな顔して、笑ってるから言うてるだけやろうがっ!!」
吉野:「うるさいっ!!」
納得のできないマサカズは年配刑事の里村の方を向き、自分の正論を叫んだ!
マサカズ:「何で俺が捕まらなあかんねんっ!!」
里村はマサカズの方をチラッと見て、吉野が正しいと言わんばかりの表情をし、目線を逸らした・・・。
マサカズ:「何でなんやっ!!
そんなんおかしいやないかっ」
叫ぶマサカズを見下し、吉野はマサカズにしか聞こえないような小声で呟いた。
吉野:「お前みたいなクズが俺に意見するな・・」
マサカズ:「なっっ・・・
お前・・・・・」
そのやり取りを端から見ていた若い警官の芝は、複雑な表情でその一部始終を見終えていた。
手錠をされてもなお、気が狂ったように叫ぶ唐木・・・
納得できず、ただ自分の正論を叫び続けるマサカズ・・・
二人の叫びが現場に響き渡った。
マサカズと唐木を乗せたパトカーは野次馬を制止し、現場を去っていった・・・。
救急車とパトカーが去った現場には、猛の鮮血だけが残っており、現場の壮絶さを伝えていた・・・。
最初のコメントを投稿しよう!