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しばらくの沈黙が続いていた。
薄暗いその部屋にその雰囲気はごく自然に馴染んでいた。
促すものがない、ただ空気の流れだけに身を任せている・・・そんな感じであった。
足に根が生えたように、誰もその場から動く者はいなかった。
そんな状況の中、言葉のない【会話】を終わらせた猛が静かに口を開いた。
猛:「親方・・・見てて下さい
俺は必ず親方を超えてみせる・・・
そして・・・
その先にある親方が目標としていた頂に・・・
必ずたどり着いてみせるから・・・」
そう呟いた猛の【眼】は今まで見たことがない程の輝きを放っていた。
そんな猛を目の当たりにし、兵頭は驚きを隠せずにいた・・・
兵頭:「・・・・・・・」
(驚いた・・・・ 猛と親方がダブって見える・・・・)
兵頭の感覚は間違いではなかった。
確かに猛の身体には親方の魂が宿っていた。
正確には、親方の気持ちを全て受け継いだ猛が親方とダブって見えるのはしごく当然と言えよう・・・・・・・
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