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(親方・・・
俺はやっぱ、あなたを越える自信ないわ)
最初から自信なんて微塵もなかった。
やけど、何もせんままに弱音なんか吐いたら親方にどやされる
そう思ってた。
自分が親方の立場やったらどんな反応してるやろ?
そんな事を考えながら行動していた。
俺やったら、死んでしもても悲しんで欲しくない。
俺の意志を受け継いでくれるヤツが居る限り・・・
ふと現実に戻った猛は、兵頭との約束を思い出していた。
(マサカズはどないなんや?
とりあえず、香取さんに電話して状況確認してもらわなな・・・)
猛は携帯を取りだし、香取の携帯に連絡を取った。
職務中に電話には出ないと思っていたのだが、予想に反して香取は数回のコールで電話に出た。
香取:「よう!猛久しぶりやな~」
猛:「香取さんご無沙汰してました」
香取:「お前から連絡してくるやなんて、なんか急ぎの用件でも出来たか?」
猛:「ええ・・・
ちょっと香取さんに助けてもらいたい事があって」
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