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香取は快諾してくれた。
続けて、兵頭と言う人間が西署に行ってると思うから対応して欲しい旨を伝えた。
香取:「なんや事情がよう分からんけど、解決したらちゃんと教えろよ?」
猛:「分かりました」
香取:「ところで、木下から山川が入院してるて聞いたんやけど、大丈夫か?」
猛:「・・・・・え?
まあ、その・・・・・」
一瞬だが、言葉に詰まってしまった。
自分の口からその事実を伝える事に戸惑いを感じていた。
香取:「まあ、あのオヤジが病気なんかに負けるはずないしな~
取り合えずすぐ調べるわ」
香取は一方的に会話を終わらせ電話を切った。
電話が切れたと同時に罪悪感が込み上げてきた。
一方、西署に到着していた兵頭は入口から中へ入り、一番に目に入った受付に近づき、確認を促していた。
兵頭:「児玉マサカズがここに連れて来られてるて聞いたんやけど?」
受付に座る婦警はその内容を頭で理解するや、首を傾げた。
兵頭:「なんでマサカズが連れてかれたんや?
どうしてもあいつに伝えなあかん事があるんや」
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