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婦警:「あの、失礼ですがどちら様ですか?」
兵頭:「会社の同僚です。
すぐにマサカズに伝えたい事があるんです・・・・」
婦警:「ちょっとあちらで座ってお待ち頂けますか?」
婦警はそう言って席を離れた。
兵頭は導かれるままに長椅子に座り動向を目線で追いつつ、頭で親方の事を色々考えていた。
10分程待ったであろうか・・・
先程の婦警に呼ばれ、そこへ歩を進めた。
婦警:「児玉さんは今面会出来る状況ではありません・・・・」
兵頭:「やけど、なんでこないな所にマサカズが居るのか理由を教えてもらえないですか?」
婦警:「・・・・・・それは」
婦警は明らかに詰まりながら、伝え方を考えているように感じられた。
しばらく沈黙になり、婦警は再度立ち上がり口を開いた。
婦警:「詳しい事は担当の部署へ確認して下さい。
私は詳細は分かりませんので・・・・」
そう言って、軽く会釈をすると、その婦警はどこぞへと電話をし始めた。
イマイチ理解の出来ない兵頭は頭を傾げながら、その婦警を凝視していた・・・・・
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