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香取:「詳しい事は、後で説明するって猛に伝えておいて欲しいんや」
兵頭:「詳しい事・・・ですか?」
香取:「まあまあ・・・
深入りせんでええから。
また、山川ん所に遊びに行くから!」
その一言で兵頭の中に、疑問が数点浮かび上がった。
兵頭:「・・・・・・」
(この香取って人・・・
親方の知り合いか?
せやのに・・・
親方の状況を把握してへんのんか?)
香取:「ちょっとここで待っててくれや」
香取はそう兵頭に伝えて、その場を去って行った。
香取が去った後、寺崎が再度兵頭に声を掛けてきた。
寺崎:「どういうこっちゃ・・・
香取さんがそんな事で動くやなんてな~」
兵頭:「何が何なのか、さっぱり分かりませんわ」
寺崎:「香取さんが言うてた、猛ってのは何者なんや?」
兵頭:「俺の上司です。
俺が初めて付いて行こうて思えた人間です・・・・」
寺崎:「ほぅ・・・
お前にそう言わせる人間が居るとは思わなんだな~
何となくやけど、香取さんが動くってのも納得出来るわ」
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