二人の行方

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母親と雑談しながら、時間は少しづつ過ぎて行く・・・ ミナの父親が来る雰囲気はまだなかった。 沈黙がその場を支配し、思い空気の中、ミナが口を開いた。 ミナ:「もうヤメよ? こんな事に何の意味もない。 お父さんに納得してもらわなくても、二人の関係が壊れる事はないんだから・・・」 ミナは猛がそんな事を言ったら嫌がる事を覚悟の上で、語りかけた。 猛:「ミナのホンマの父親やろ? 何がどないであれ、その現実から逃げて何があるんや? 納得してもらわれんのは、ミナ・・・お前の問題やない。 俺の問題やろうが。 お前が何も心配する事はあれへんねや」 ミナ:「猛君・・・」 『ミナ・・・? あんたすごい人と一緒になろうとしてるんやね? なかなかここまで言える人はいないと思うよ? お父さんもホンマは素直になりたいんやと思うよ? 相手が猛君やったら、お父さんもきっと分かってくれるって・・・』 ミナのおかんはわずかな時間で猛の大きさを感じ取り、ミナにそう伝えた。
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