3402人が本棚に入れています
本棚に追加
どんな事情があったとしても、自分の親やと・・・
苦い思い出は封印する事にした。
ミナの真意が未だ理解できずにいたのだが。
猛は坂上の親分に連絡を取り、親父と会いたい旨を伝えた。
親分は快諾してくれ、その場をセッティングしてくれた。
自分が最愛の人間と一緒になる。
その事を伝えるのがムズ痒かった。
おめでとう・・・・
そんな一言、全く期待してない。
してないのになんでやろう・・
親父にその一言を言われたいって心のどっかで思ってた。
当日、親分の指示通りの店に行くと、オヤジは既に一室で待っていた。
あれ以来・・・・
あの日、榎本と揉めた時、親分の事務所で会って以来だ。
たった1年しか年月は経ってないのに、オヤジはやつれてるように感じた。
やけど、それを素直には労えない・・・・・
そんな簡単にはいかないのだ。
最初のコメントを投稿しよう!