◇はじまりとおわり◇

3/6
前へ
/56ページ
次へ
体が震え、耐えるように目を閉じた。 「ごめん…」 そう言って彼は屋上から去ってしまったのが扉の音でわかった。 付き合って一年目の今日、終わりを告げられた。 ねぇ、待ってよ 僕まだ何にも納得してないよ 勝手にいなくならないでよ 僕は…… 捨てられた…… .
/56ページ

最初のコメントを投稿しよう!

461人が本棚に入れています
本棚に追加