1 不思議な本

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ティアナ「そ…そう……で?リクが寝坊したって訳ね」 リク「そーなんだよティアー!!💦 誰かさんが起こしてくれないからさー💦」 ティアナは今のリクの行動を見て、呆れたように言った ティアナ「あんたが起こす役でしょ? そのためにトッシュの部屋に泊まったんじゃなかったっけ?」 リク「そりゃそーだけど、先に起きたんなら起こしてくれても…よっと」 リクがようやく支度を終えた リク「ふぅ、終わった お待たせ~っ!」 トッシュ「よーし、そんじゃ行くかっ!!」 トッシュが元気よく叫ぶ ティアナ「…遊びに行く訳でもないのに、何でこう楽しそうなんだか…💧」 リク「なぁ…?」 ティアナとリクは、そんなトッシュに呆れ顔になった そんなこんなで3人は孤児院を後にした 外には港町独特の潮の香りが鼻をくすぐる トッシュ「あっそーだ、ディムは?」 ティアナ「あたしの家じゃないかな? 出発前に父さんが家に来いって言ってたし」 リク「ラキル町長が?」 そんな話をしながら歩いてたら… ?「おーい、お前達ー!」 1人の青年がトッシュ達の所へやって来た トッシュ「ん?」 リク「ジェイルの兄貴!」 ティアナ「ジェイル、おはよう!」 ジェイル「ああ、おはよう!」 彼はジェイル、自警団の若きリーダーだ 武術…主に剣に長け、トッシュ達から兄貴と慕われている ジェイル「いよいよだな~準備に抜かりはないか? よく確かめろよ?」 トッシュ「大袈裟だなぁ~ ちょっと『東の荒野』に行って帰って来るだけじゃねぇか」 ティアナ「…モケモケを退治しながら…だけどね…💧」 リク「ジェイルの兄貴が来なかったら、オレ行かねーかもしれない」 ジェイル「おいおい…💧オレはお前達の成長を見る為に、ついて行くんだ あんまりアテにするなよ?」 トッシュ「そいつはやってみねーとわからねぇな」 トッシュが笑いながら言った これは彼の口癖
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