0人が本棚に入れています
本棚に追加
ラキル「うむ…いまさらだが、本当に行くのか?」
トッシュ「もちろん!!」
トッシュはいつでもこんな調子だ
ラキル「そうか…」
モモカ「気をつけてね、無茶しないでね…お母さん、心配だわ」
トッシュ「だからお母さんじゃないって…」
モモカ「みんな無事に帰って来るのよ
怪我なんてして来たら、塩水で消毒しちゃうんだから!」
ティアナ「お姉ちゃん…それ痛いって…💧」
モモカ「だから怪我しちゃダメなの!」
リク「∑脅迫っ!?」
リクの顔がマジで引き攣った
ラキル「儂も同じ気持ちだぞ…本音を言えば、行かせたくないくらいだ
ティアナはもちろん、トッシュもリクもディムも儂の子だと思っとるんだからな」
モモカ「私もよ
みーんな私の子供だと思ってるんだから」
ティアナ「…あたしは妹!」
トッシュ「ディムだって母ちゃんいるって…」
モモカへのツッコミでリクはある事を思い出した
リク「あれ、ディムは?来てるんじゃないの?」
ラキル「ん?ディムなら市場に寄ると言って先に出たぞ
お前達、ディムを連れて集会所前に集まってくれ
出かける前に話がある」
トッシュ「おうっ!!」
3人はモモカの言葉に見送られ、町長の家を後にした
モモカ「お腹が空いたら帰って来るのよ?
落ちてるものは拾って食べちゃダメだからね」
3人「………………💧」
3人は残りの1人、ディムを探すために市場へと来ていた
ティアナ「あっいた!」
ティアナが指差す方向には、青紫の髪の少年が薬屋で小さい紙袋をもらっていた
トッシュ「よっディム!」
ディム「ん?よおっお前ら!」
彼の名はディム、このテンベーン1の美少年
笑顔が爽やかで女の子に大人気で密かにファンクラブもあるとか…
だが、本人はちょっとぬけててモテてることを全く知らない
格闘技…特に足技を得意としている
ついでだが、頭もちょっとはいい…トッシュやティアナよりは
ディム「遅かったけど、どーしたんだ?」
ティアナ「リクが寝坊したせいでねー」
リク「へーへー、どーせオレのせいですよーっだ
けどディム、何でここに?」
ディム「ん?これこれ」
ディムはもらった紙袋を掲げる
ティアナ「それ、薬…?」
ディム「用意してねーだろ?」
トッシュ「買っといてくれたのか!
気が利くな!!」
だが…
最初のコメントを投稿しよう!