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「ねぇ、聞いたぁ?」
いきなり挨拶もしないで、話し掛けて来たのは俺の前の席の真宮如月(マミヤ キサラ)だ。チャラ男で間延びした喋り方がウザいが俺の友達?らしい。
らしい、と言うのは別に『仲良くしようぜ!』とかは無く、いつの間にか一緒に行動しているとゆう意味でだ。周りから見たら友達に見えるらしいが……。
というか、コイツの友達に見られてんのが不思議なんだよな。チャラ男だけどかなりの美形だし、親衛隊持ち出し、ランキング上位者だし?何処をどう見て平凡の俺が友達に見えるんだ?親衛隊の制裁も無い………し…。
「……何してんの?」
ふ、と我に返ると真宮の顔が目の前にあった。
「…えー? 何かぁ、考え事してたから、いつ気づくかなぁって」
気付かなかったら、どうするつもりだったんだよ!と心で叫んでると…
「そりゃあ、キ「それで!」……なにがぁ?」
…あ、ぶねえ!なに言おうとしてんの!心の中読むなよ!しかも、お前から振ってきた話なのに内容忘れたの!
身長高い奴が、首傾げても可愛くないから!俺には、通用しないから!………い、犬の耳と尻尾が見えるのは錯覚と思いたい!!
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