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≪真宮side≫
あれ?
もしかして、寝っちゃった?
雪は、警戒心が強いのは最初だけだから心配だよ。こうやって無防備で寝られると、信頼されてるんだなぁって喜びと、もう少し警戒してくれても……という、何とも言えない感情が溢れ出す。
雪は一度、心を許すと甘くなるから……
まあ、オレはそのおかげで側にいれるんだけどさ。
嫌だなぁ、雪が他の奴に笑いかけたりするの。
何の為に雪に制裁をしようとした親衛隊を、壊滅したのか。
雪の周りにいる奴らを消したのか
わかんないじゃん。
あんまり、オレを構ってくれないといつか閉じ込めるからね?
その笑顔がオレにだけ向けられるように。
あぁ、それいいな。オレだけの雪。
オレしか見ないのは嬉しいけどまだ嫌われたくないから。
それは、いつかまた。オレをあまり嫉妬させないようにね、雪兎。
雪の髪に軽いキスをし、コレから雪とオレの日常を壊すであろう転校生を待った。
雪を悲しませたら、許さないからね。転校生君。
≪真宮side 終 ≫
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