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『絶対に嫌だ!』
おお、見事なハモり。この二人何気に気が合うんだよね。
いつも思うけど、兄弟喧嘩見てるみたいなんだよね。あー、この二人が実は兄弟でしたとか言ってきたら面白r……、いや言われても驚かないよ、うん。
「ゆーき?なぁんか、変なこと考えてな~い?」
「え!…い、いや別に!」
「吃るとよけー怪しいぞ。まぁ、お前の考えてることくらい分かるけどな」
「顔に出やすいんだよねぇ雪は。…まぁ、そこがイイんだけどぉ」
「…そ、そんな事より如月は早く座れ!大翔先生も、あそこで泣きそうになっている薬袋先生の所に早く行ってあげてください!」
「は~い」
「…分かったよ」
はぁ、素直に座った真宮は良いけど…御剣先生はスッゴい笑顔で薬袋先生に近づいてんだけど……。
薬袋先生さらに泣きそうになってるし。あー、でも御剣先生があんな笑顔で……
つか、目が笑って無いよ、目が!――
近づいて来たら俺でも逃げる。即座に逃げる!真宮を盾にして!
「…何カ用デスカ?ミナイセンセイ?」
片言?!しかも、いつもは敬語使わない癖に……怖えぇ!
「ッ!!……あ…あの、転校生を連れて来ました!………おいで!篠宮 水羽(シノミヤ ミナハ)君です!……お願いします!それでは、私はコレで!」
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